年間の超過確率が p の風荷重に対して、ある年に風速を超えない確率は 1-p、N 年間に風速を超えない確率は (1-p) の N 乗. したがって、N 年間の風速の超過確率は、次の式で計算できます。
この式によると、50 年間の再現期間における風荷重の場合、年間の超過確率は p=2% であり、50 年以内の超過確率は次のとおりです。
100年超越確率は次のように増加します。
そして、200年で超える確率は次のようになります。
2. 設計基準期間
上記の例から、変動負荷の場合、対応する時間の長さを言及せずに超過確率だけを言及しても意味がないことがわかります。結局、長期的には人が死亡し、変動荷重を超える確率はほぼ 100% になり、建物は倒壊します (倒壊する前に取り壊されない限り)。したがって、計測基準を統一するためには、変動荷重値の時間パラメータとして統一された時間スケールを指定する必要があります。この時間軸が「設計基準期間」です。
「建築構造物の荷重に関する規定」第3条第1項第3項には、「変動荷重の代表値を決定する際には、50年の設計基準期間を採用すること」が規定されています。これは必須の条項です。義務化する理由は「ルールがない、四角い円がない」からであり、時間軸を設けずに、荷重を超える確率や構造物の信頼性指標(故障確率)を議論しても意味がない.